解説板の変遷
昭和59年(1984)より静岡鉄道㈱長沼車庫で保管されていた B15は、昭和63年(1988)5月に藤枝市に寄贈されることになり、7月12日に藤枝市郷土博物館に到着しました。平成元年(1989)に修復工事が行われ、その際に駅名標を模した名称板、勾配標を模した案内標識が設置されました。
平成17年(2005)11月、博物館隣に文学館を建設するにあたり、B15は展示位置変更を余儀なくされました。その際に、大井川鐵道㈱新金谷車輌区に搬出され、大規模修復が実施されました。
平成18年(2006)10月、修復を終えて藤枝に里帰りしました。展示場所は前庭(現在の位置)になり、解説板が新設されました。
令和2年(2020)、“駿遠線廃止50年”を前に運転室プラットホーム設置などの再整備が行われ新しい解説板が設置されました。
軽便鉄道
駿遠線機関車(B-15号)
Tank Locomotive of SUNEN-Line = Lightrailway
藤枝市郷土博物館
▲ 駅名標を模した名称板。
◇ 駿遠線B-15蒸気機関車 ◇
昭和初期、軽便鉄道は、蒸気機関車から性能が良く煙も出ないガソリンカーに変わろうとしていました。ところが、太平洋戦争が始まりガソリンの入手難から、蒸気機関車は復活し、戦後まで活躍したとされます。
この軽便用蒸気機関車は、戦時中に設計され、戦後の昭和23年になって入線した戦時規格形機関車であることが特徴です。現存する唯一の駿遠線蒸気機関車でもあり、立山重工業製(重量8トンB型タンク式)です。駿遠線では、昭和27年に蒸気機関車の使用は終了したとされ、現在では戦後の混乱期の輸送を支えつづけた郷土のシンボルとなっています。
藤枝市郷土博物館
▲ 平成18年に新設された解説板。
蒸気機関車
▲ 勾配標を模した名称板。
平成元年に製作され、移設後も使用された。